今月のピックアップ・アイテムは、4階ギャラリーで開催中の

「エンツォ・マーリ meets HIDA - 杉の木の家具展」でご覧頂ける

アイテムをご紹介いたします。

MOMA(ニューヨーク近代美術館)のパーマネントコレクションに現役

最多の29のプロダクトが選ばれている、デザイン界の巨匠エンツォ・マーリ。彼が飛騨高山で、間伐が必要とされながら長年放置されてきた杉の木を使って、これまでにはない家具をデザインしました。ラインナップのほんの一部を、ご紹介します。


ARNO ダイニングチェア (w38.5×d48×h78.5 sh43cm)    \33,000

杉材とスチールのコントラストがモダンな雰囲気をかもし出しながらも、

どこか懐かしさを感じさせる愛嬌のあるデザイン。

そのシンプルなフォルムは、杉本来の木目や節の美しさ、質感を引き立てています。

座面のゆるやかなカーブは、人間工学的観点による理想的な座の姿勢=正座時の腰のラインに近いものに設計されています。

また、脚のつま先部分は、床に傷がつかないように、わずかな面取り加工が施されています。

マーリ氏がHIDAを手がけるにあたりこだわった、「大量生産するためのデザイン」と「職人の手作業」の融合がこのチェアにも見られます。


Casarola  ダイニングテーブル

(w160/180/200×d80/90×h35/72 cm)  \205,000〜

これまで家具の世界では、「節のある」部分は使えない、として、原材料の6割が使われることなく廃棄されていました。

また、杉材はその柔らかい性質から、家具の材料としては使われることがほとんどありませんでした。

飛騨の山々で放置されている杉材を、何とか地元で家具に使えないだろうか?

杉材を圧縮することで、ブナの木と同等の堅さを実現しました。飛騨高山の職人による高い技術力と、エンツォ・マーリ氏のデザインで、これまで排除されていた節も、「自然が作り出した意匠」と捉えることで、美しいプロダクトが誕生しました。

 

Casarola ダイニングテーブルは、「日本の美しいもの」をコンセプトとしてデザインされた

HIDAシリーズの中でも、人気の高いアイテムのひとつです。

日本の伝統的な民家の建築技術を模しており、古くから伝わる板の「蟻桟」技術をデザインの要素として取り入れています。堅木のブナを「蟻桟」部分に使用することで、

20mmという薄い天板のそり止めになっています。

←蟻桟部分を拡大した写真。蟻桟以外はすべて杉材を使用しているため、

  非常に軽量につくられている。

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